鴇色ときいろ

絶え間なくつきひはうつろい あてどない価値観に苛まれ
塞いだ耳元を春風がハイスピードで
追い越して行くばかりなんだ

滲んだ日々を嬲る様に慌てて駆けてく太陽
宵闇の香りを残した夕映えに置き去りにされてばかりなんだ

正しい居場所を失っても
残らず投げ出したとしても いつもここに居るよ

そして、今年もあきれるくらい Ah〜街は鴇色に染まる
痛みや悲しみや 失望の色も 変えてくれたらいいのに

消せない言葉と面影を 気付かず暮らしに重ねて
突然途切れてしまったエピソードは足取りをはばむばかりなんだ

あこがれの場所はなくっても
思いが通じないとしても いつもここに居るよ

そして、やがてうるわしいくらい Ah〜 街は鴇色に満ちる
弱さも悔しさも不安の色も 包んでくれたらいいのに

あの日,とてもまばゆいくらい Ah〜 街は 鴇色に染まった
翳りゆく心と冷たい頬にも 色をくれてたらよかったのに